「作品が出来上がったら初めに見せる」
そんな約束をジョセフ・ジョースター―ジョジョとしてから一ヶ月が経っていた。
作品が出来上がらずに苦戦しているのか、いや素人の自分には普通どのくらいで出来上がるのかはわからないからそんなことは言えないし、
そもそも出来上がっていたとしても連絡がつかないからどうしようかと思っているだけかもしれない。
こちらは相手の名前もクラスも知っている。
相手は自分の名前と学年しか知らないのだ。
クラスがわからない限り 探すことが多少難しい
美術室より愛を込めて
一ヶ月前の出来事のことをここ最近シーザーは考えていた
いきなり美術室に行くことになったかと思えば気付いたらモデルなんてやっていて
見ず知らずの年下の男と知り合って最終的にはまた会う約束までしていた。
なんだかアホみたいな話だが何だかんだいって楽しかったんだと思う。
脳裏にふと浮かぶのは骨張った手と子供のような笑顔である
だから連絡のない今、進行形で困っている
まさか無かったことになったんじゃぁないよな。アイツがお礼をしたいとか言い出したんだし。いやーでもなんかいい加減そうだよなぁ
「……ザー、おいシーザー」
「んっ!?あ、おぅ…」
悶々と考えていたら名前を呼ばれて意識が戻る。声の主は親友のマルクだった。その手には校買の袋を提げている
「昼飯にしよう」
「あ、あぁ」
急いで教科書類を机の中に突っ込むとマルクはひとつ前の机をくっつけて腰掛ける
「なーんかシーザー最近ぼーっとしてるよな。ほら奢りだ」
そう言いつつ袋から紙パックの小さいコーヒー牛乳を取り出してこちらの机に置いた
「あぁ、ありがとう」
「何?考え事か?あ、もしかして好きかな子とか」
「ばーか違うよ。それよりお前、彼女とはうまく行ってるか?」
そう聞き返すとマルクはパンの袋を破りつつ照れくさそうに笑う
「いやぁ。じ、実はさ次の休みにデートすることになって…」
「マンマミーヤ!それはよかったじゃねえか!いやー頑張ったもんなぁ」
「ハハ…シーザーには感謝してるよ」
笑い返しながらコーヒー牛乳を開けてストローを刺す
マルクが彼女とうまく行くように協力したのはシーザーだ 何がなんでも成功させると若干意気込んでマルクにあれやこれやと言っていた
親友の力になれた嬉しさで笑いながらコーヒー牛乳を口にした
瞬間だ
「シイイィィィィザアアアアァァァァッ!!!!!!!!」
「!?」
いきなり呼ばれたのとその声に驚いたので盛大に飲み物を噴いた
「うわ、バカッ!なにやってんだシーザー!」
「ゲホッ、がっ……わ、悪い…ゴホ」
マルクが汚れた机をどうしようかと慌てているがシーザーはもっと慌てていた
廊下で今でも自分の名を呼んでいる声 この声をシーザーは一度聞いている
まさか。 いや、だけど。
そう思って教室の入口に目をやるとちょうど一人の男がこちらに気づいて立ち止まった。それと同時に声も止んだ
「シイイイザ……ア、あ……あーー!!!」
その男は嬉しそうに笑顔になった
「ジョジョ!」
シーザーはさっきとはまた驚いていた。胸が踊ってしょうがない
その理由がやっと会えたと喜んでいるからだとは自分では気づいていないけれど
あの時と同じようにツカツカと歩み寄ってきてそしてまた同じようにジョセフはシーザーのてを握った
「シーザー!やっと出来たんだ!」
「お、おぉ!やったじゃねえか!」
それは心からの感想だった
自分が手伝ったことで手助けになったのだから嬉しいのもあったけれど
「おう!だから!約束通り見せてえんだよ!」
「あぁ!じゃあ放課後にでも」
「いーや!それまで俺待ってらんねえよ!いまから観にいこう!」
「え、いやぁ今からはちょっ…ジョジョ!?」
シーザーの反論も聞かずにジョセフはシーザーの手を掴んで教室を出ようと歩きだしていた。
シーザーもなかなかに規格外の身長だが更に規格外のジョセフの力に叶うはずもなくズルズルと引きづられていく
「え、ちょシーザー!?」
惨事になっている机を片付けながらマルクが声をかける シーザーが返事をするよりジョセフが早かった
「あ、先輩この人ちょっと借りるぜ!お食事中失礼しましたァん!」
「え、あー。うん………?」
「ちょっ…お前年上には敬語使え!というかマルクも承諾してんじゃあね………おいジョジョォ!」
抵抗虚しく連れていかれたシーザー 残ったのは何が何だかわからず静まり返ったクラスメイトとタオルを片手に佇むマルクだった
- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「ッハ、おいジョジョそんな走らなくても………」
「はい!到着ぅ!」
美術室の前で立ち止まったジョセフに続いてシーザーも止まる。教室棟のほぼ端から走ってきたから息が切れてしまう
膝に手をついてゼェゼェと息を整える 落ち着いたところで顔を上げると美術室の扉を背にジョセフは立っていた その表情はとてもにこやかだ
「シーザー、俺はお前のおかげで本当に助かった」
「なんだよ…いきなり…」
まだ微かに乱れる呼吸を繰り返しながら話を聞いていた
「だから俺は今回すごくいい作品ができたと思う」
「……」
「だから……んーと…」
「…」
「まぁいっか。はい、オープーン」
「おい今すごくいい感じだったろ!?なぁ!?」
ガラガラと扉を開けてズカズカと入ってくジョセフにツッコミながらシーザーも付いていく
そこにはあの時と同じように教室の後ろ半分に下げてある机――それでも少し違うのは一つだけ教室の真ん中にある机 その上に置かれた布がかかって見えない何かとその横に同じように布をかけてある大きな板 多分こっちはあの時の絵なのだろう
プレゼントを目の前にした子供のような笑顔で立つジョセフは何も言わない
シーザーは恐る恐る尋ねる
「みて、いいのか」
「もちろん。そのために呼んだんだぜ?」
そう言われて静かに布に手をかける そっと静かに外していく――
「……!!」
シーザーは息を飲んだ
滑らかな曲線
鼻や唇 額や頬の輪郭
美しいそれを更に際立てていたのは陽の光でキラキラとている白さだった
それは素材の白さでとてもつややかな優しい印象を抱いた
「ど?ど?どんな感じ?」
急かすようにするジョセフになんと返していいかわからない
「…なんて言ったらいいか」
「えっ気に食わない?」
「いや、そうじゃなくて……綺麗だなぁって」
「まっ素材がよかったからねぇ」
「バカいってんじゃねえよ」
ジョセフの茶化しに返答をしながら肘で突く
「でも本当だぜ?シーザーは鼻筋通ってて綺麗だし、唇厚いし……とにかく整ってるからさその分特徴も掴みやすい」
そう言いながら作品に手を添えてその形を指でなぞる
あの時のことが思い浮かんで背筋がゾクリとする
別に自分が触られてるわけじゃあない
「というわけで僕ちんはとても助かったのであったとさ!ありがとねン、シーザーちゃん」
「え、おう だから!年上には敬語を使え!というかちゃん付すんな!」
「今更でしょぉそんなの!ささ、こっちも観てくれよ」
そう言いながらバッと横にある布を剥ぎ取ってその下の物が露わになる
もう一度シーザーは息を飲んで目を見開く事になった
イーゼルに立てかけられたキャンバスに描かれていたのはイタリアだった
イタリアの観光都市として名高いベネチアの風景
レンガの通路と立ち並ぶ店そこで楽しげにしている人達となにより目を惹かれたのは大きく描かれた用水路とゴンドラだった
空の青さと光を反射して輝く水面には黒光りするゴンドラが映りこんでいた
「ベネチア…か」
「お、知ってたか ガキの頃一度だけ行ったんだけどよぉすごく綺麗でさ 車とか現代機器なんほとんどなくてあるのは楽しげにしてる街の人とゴンドラとゴンドラ乗りの歌声だけで、俺は『あぁ、絶対俺はここを忘れない』って思ったのよ」
「……あぁ」
シーザーは小さく頷いていた
子供の頃今は亡き父に連れられて一度だけ行ったことがあった
用水路を行き来する大小異なる色んなゴンドラと楽しげに漕ぐゴンドラ乗り その歌声
嬉しそうに会話をする店主と客 友達とはしゃぐ同い年くらいの子供
それから、父親に買ってもらったジェラートの甘さ
あぁ、自分はこの味と楽園のようなこの街を一生忘れない
そんなことを子供ながらに思っていたし、今でも変わらず思ってる
「いい、絵だな」
「喜んでもらえて嬉し」
「ん」
短い会話を交わしてもう一度絵に意識を戻す
ここ最近は学校とバイトに明け暮れて休まる暇なんてなかったけれど久々に立ち止まった気がする
それは嫌なものではなくて清々しく落ち着いた
「…………んー」
きゅうに唸り始めたジョセフにシーザーの意識は引き戻される
男は目を閉じて腕を組んで考えるふり―多分本気で考え込んではいないだろう―をしている
「どうした」
「あン?イヤなー、お前は作品を見せてくれれば良いとは言ったけどよォやーっぱ俺的には納得行かねえのよ」
「あ?」
「せっかく知り合ったのも何かの縁だし?できたらこのままハイ、さようならで終わらせたくねえのよ俺は」
何が言いたいかさっぱりわからない。何だ?何が言いたい?
「だからね、これからも仲良くしよーぜってことで」
「ことで?」
怪訝そうにするシーザーにジョセフは笑顔でひとつの提案をする
「週末、お茶でもどうよ。」
-Fin -
そんな約束をジョセフ・ジョースター―ジョジョとしてから一ヶ月が経っていた。
作品が出来上がらずに苦戦しているのか、いや素人の自分には普通どのくらいで出来上がるのかはわからないからそんなことは言えないし、
そもそも出来上がっていたとしても連絡がつかないからどうしようかと思っているだけかもしれない。
こちらは相手の名前もクラスも知っている。
相手は自分の名前と学年しか知らないのだ。
クラスがわからない限り 探すことが多少難しい
美術室より愛を込めて
一ヶ月前の出来事のことをここ最近シーザーは考えていた
いきなり美術室に行くことになったかと思えば気付いたらモデルなんてやっていて
見ず知らずの年下の男と知り合って最終的にはまた会う約束までしていた。
なんだかアホみたいな話だが何だかんだいって楽しかったんだと思う。
脳裏にふと浮かぶのは骨張った手と子供のような笑顔である
だから連絡のない今、進行形で困っている
まさか無かったことになったんじゃぁないよな。アイツがお礼をしたいとか言い出したんだし。いやーでもなんかいい加減そうだよなぁ
「……ザー、おいシーザー」
「んっ!?あ、おぅ…」
悶々と考えていたら名前を呼ばれて意識が戻る。声の主は親友のマルクだった。その手には校買の袋を提げている
「昼飯にしよう」
「あ、あぁ」
急いで教科書類を机の中に突っ込むとマルクはひとつ前の机をくっつけて腰掛ける
「なーんかシーザー最近ぼーっとしてるよな。ほら奢りだ」
そう言いつつ袋から紙パックの小さいコーヒー牛乳を取り出してこちらの机に置いた
「あぁ、ありがとう」
「何?考え事か?あ、もしかして好きかな子とか」
「ばーか違うよ。それよりお前、彼女とはうまく行ってるか?」
そう聞き返すとマルクはパンの袋を破りつつ照れくさそうに笑う
「いやぁ。じ、実はさ次の休みにデートすることになって…」
「マンマミーヤ!それはよかったじゃねえか!いやー頑張ったもんなぁ」
「ハハ…シーザーには感謝してるよ」
笑い返しながらコーヒー牛乳を開けてストローを刺す
マルクが彼女とうまく行くように協力したのはシーザーだ 何がなんでも成功させると若干意気込んでマルクにあれやこれやと言っていた
親友の力になれた嬉しさで笑いながらコーヒー牛乳を口にした
瞬間だ
「シイイィィィィザアアアアァァァァッ!!!!!!!!」
「!?」
いきなり呼ばれたのとその声に驚いたので盛大に飲み物を噴いた
「うわ、バカッ!なにやってんだシーザー!」
「ゲホッ、がっ……わ、悪い…ゴホ」
マルクが汚れた机をどうしようかと慌てているがシーザーはもっと慌てていた
廊下で今でも自分の名を呼んでいる声 この声をシーザーは一度聞いている
まさか。 いや、だけど。
そう思って教室の入口に目をやるとちょうど一人の男がこちらに気づいて立ち止まった。それと同時に声も止んだ
「シイイイザ……ア、あ……あーー!!!」
その男は嬉しそうに笑顔になった
「ジョジョ!」
シーザーはさっきとはまた驚いていた。胸が踊ってしょうがない
その理由がやっと会えたと喜んでいるからだとは自分では気づいていないけれど
あの時と同じようにツカツカと歩み寄ってきてそしてまた同じようにジョセフはシーザーのてを握った
「シーザー!やっと出来たんだ!」
「お、おぉ!やったじゃねえか!」
それは心からの感想だった
自分が手伝ったことで手助けになったのだから嬉しいのもあったけれど
「おう!だから!約束通り見せてえんだよ!」
「あぁ!じゃあ放課後にでも」
「いーや!それまで俺待ってらんねえよ!いまから観にいこう!」
「え、いやぁ今からはちょっ…ジョジョ!?」
シーザーの反論も聞かずにジョセフはシーザーの手を掴んで教室を出ようと歩きだしていた。
シーザーもなかなかに規格外の身長だが更に規格外のジョセフの力に叶うはずもなくズルズルと引きづられていく
「え、ちょシーザー!?」
惨事になっている机を片付けながらマルクが声をかける シーザーが返事をするよりジョセフが早かった
「あ、先輩この人ちょっと借りるぜ!お食事中失礼しましたァん!」
「え、あー。うん………?」
「ちょっ…お前年上には敬語使え!というかマルクも承諾してんじゃあね………おいジョジョォ!」
抵抗虚しく連れていかれたシーザー 残ったのは何が何だかわからず静まり返ったクラスメイトとタオルを片手に佇むマルクだった
- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「ッハ、おいジョジョそんな走らなくても………」
「はい!到着ぅ!」
美術室の前で立ち止まったジョセフに続いてシーザーも止まる。教室棟のほぼ端から走ってきたから息が切れてしまう
膝に手をついてゼェゼェと息を整える 落ち着いたところで顔を上げると美術室の扉を背にジョセフは立っていた その表情はとてもにこやかだ
「シーザー、俺はお前のおかげで本当に助かった」
「なんだよ…いきなり…」
まだ微かに乱れる呼吸を繰り返しながら話を聞いていた
「だから俺は今回すごくいい作品ができたと思う」
「……」
「だから……んーと…」
「…」
「まぁいっか。はい、オープーン」
「おい今すごくいい感じだったろ!?なぁ!?」
ガラガラと扉を開けてズカズカと入ってくジョセフにツッコミながらシーザーも付いていく
そこにはあの時と同じように教室の後ろ半分に下げてある机――それでも少し違うのは一つだけ教室の真ん中にある机 その上に置かれた布がかかって見えない何かとその横に同じように布をかけてある大きな板 多分こっちはあの時の絵なのだろう
プレゼントを目の前にした子供のような笑顔で立つジョセフは何も言わない
シーザーは恐る恐る尋ねる
「みて、いいのか」
「もちろん。そのために呼んだんだぜ?」
そう言われて静かに布に手をかける そっと静かに外していく――
「……!!」
シーザーは息を飲んだ
滑らかな曲線
鼻や唇 額や頬の輪郭
美しいそれを更に際立てていたのは陽の光でキラキラとている白さだった
それは素材の白さでとてもつややかな優しい印象を抱いた
「ど?ど?どんな感じ?」
急かすようにするジョセフになんと返していいかわからない
「…なんて言ったらいいか」
「えっ気に食わない?」
「いや、そうじゃなくて……綺麗だなぁって」
「まっ素材がよかったからねぇ」
「バカいってんじゃねえよ」
ジョセフの茶化しに返答をしながら肘で突く
「でも本当だぜ?シーザーは鼻筋通ってて綺麗だし、唇厚いし……とにかく整ってるからさその分特徴も掴みやすい」
そう言いながら作品に手を添えてその形を指でなぞる
あの時のことが思い浮かんで背筋がゾクリとする
別に自分が触られてるわけじゃあない
「というわけで僕ちんはとても助かったのであったとさ!ありがとねン、シーザーちゃん」
「え、おう だから!年上には敬語を使え!というかちゃん付すんな!」
「今更でしょぉそんなの!ささ、こっちも観てくれよ」
そう言いながらバッと横にある布を剥ぎ取ってその下の物が露わになる
もう一度シーザーは息を飲んで目を見開く事になった
イーゼルに立てかけられたキャンバスに描かれていたのはイタリアだった
イタリアの観光都市として名高いベネチアの風景
レンガの通路と立ち並ぶ店そこで楽しげにしている人達となにより目を惹かれたのは大きく描かれた用水路とゴンドラだった
空の青さと光を反射して輝く水面には黒光りするゴンドラが映りこんでいた
「ベネチア…か」
「お、知ってたか ガキの頃一度だけ行ったんだけどよぉすごく綺麗でさ 車とか現代機器なんほとんどなくてあるのは楽しげにしてる街の人とゴンドラとゴンドラ乗りの歌声だけで、俺は『あぁ、絶対俺はここを忘れない』って思ったのよ」
「……あぁ」
シーザーは小さく頷いていた
子供の頃今は亡き父に連れられて一度だけ行ったことがあった
用水路を行き来する大小異なる色んなゴンドラと楽しげに漕ぐゴンドラ乗り その歌声
嬉しそうに会話をする店主と客 友達とはしゃぐ同い年くらいの子供
それから、父親に買ってもらったジェラートの甘さ
あぁ、自分はこの味と楽園のようなこの街を一生忘れない
そんなことを子供ながらに思っていたし、今でも変わらず思ってる
「いい、絵だな」
「喜んでもらえて嬉し」
「ん」
短い会話を交わしてもう一度絵に意識を戻す
ここ最近は学校とバイトに明け暮れて休まる暇なんてなかったけれど久々に立ち止まった気がする
それは嫌なものではなくて清々しく落ち着いた
「…………んー」
きゅうに唸り始めたジョセフにシーザーの意識は引き戻される
男は目を閉じて腕を組んで考えるふり―多分本気で考え込んではいないだろう―をしている
「どうした」
「あン?イヤなー、お前は作品を見せてくれれば良いとは言ったけどよォやーっぱ俺的には納得行かねえのよ」
「あ?」
「せっかく知り合ったのも何かの縁だし?できたらこのままハイ、さようならで終わらせたくねえのよ俺は」
何が言いたいかさっぱりわからない。何だ?何が言いたい?
「だからね、これからも仲良くしよーぜってことで」
「ことで?」
怪訝そうにするシーザーにジョセフは笑顔でひとつの提案をする
「週末、お茶でもどうよ。」
-Fin -
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