「久しぶり」
「やっぱ風つめてえよなぁここ。夏場ならいいんだけどな」
「ごめんな顔出せなくて、何だかんだと忙しくてさ」
「まぁジョセフ君も頑張ってるんだぜェ?」
「……とりあえず元気だよみんな。」
「娘もでっかくなってさパパ、パパってさ、可愛くてしょうがねえのな。」
「スージーQも母さんも元気だよ……まぁ二人はちょくちょく来てるっぽいから言わなくてもいっか。」
「…」
「俺さずっと、誰にも言わないでおこうと思ったけど、お前なら聞いてくれるかな」
「というかお前にしか聞いてもらえないけど」
「俺、あの時さお前が死んだこと悲しむとかできてなかったんだよ。 」
「その時はそれどころじゃあなかったし、お前のためにも勝たなきゃいけないとか、思ってたし」
「だから、全部終わってからヴェネツィアで救出されて目が覚めてしばらくして落ち着いたらさなんか、なんかさ」
「……悔しくってさ。」
「あの時あんなこと言わなければとか、もっと早く駆けつけてればとか」
「こんなことならもっと仲良くしとくんだったとか、もっともっと」
「……」
「それでその時に思ったんだけど……」
「俺きっとお前のこと、お前のことさぁ……」
「………………」
「いや、やっぱこれだけは言わね。口聞けないやつに一方的に言うのはよくねえな。」
「あっ、いや今のは変な意味じゃねえんだぜッ!?うん、ほんとに!」
「………ただ、これだけはちゃんと会っていいたいよな。」
「俺はやることやったらちゃんとそっち行くよ。」
「それが明日かもしれねえし、ずっと先かもしれねぇけどさ」
「もしかしたら世界が終わっちゃうかもしれねえぜ?」
「…ちゃんと、持ってくよ」
「何年分ものお前に話したいことと、お前が好きなモノ土産にさ」
「だから、だからさ」





世界の終わりまで、待っててベイビー
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